「コロナのニュースから離れること」と「あえて考えないようにすること」について
僕は、ニュースをあまり見ない。
欠かさず見ているのは、ワイドナショーとニュースキャスターだけ。
それも、「松本とたけしのコメント」が聞きたいだけで、ニュース自体には興味が無い。
なんで、こうなったのか。
端的に言うと、コロナのせいだ。
いや、「コロナのおかげ」と言ってもいいかもしれない。
元々、能動的に見ていたわけではないのが、拍車がかかった。
コロナが始まってこの2年、毎日テレビのニュースはコロナ三昧だ。
それは別にいいし、テレビ局に文句を言う気もない。
ただ、自粛中にある臨界点を超えた時に、「見てるだけで憂鬱になっている」自分に気が付いた。
別にコロナ関連のニュースは、すべてが全てネガティブというわけではない。
ただ、こっちの気分が落ち込んでいる時には、「コロナに負けずに頑張りましょう!」と言われるだけで、なんかイラついてしまう。
別に、誰が悪いわけでもない。
だから、僕はテレビを消した。
正確に言えば、テレビもネットも「コロナ臭」のするものは、意図的に遠ざけるようにした。
やってみてわかったことは、意外と出来る。
いや、完全には出来ないけど。
どう頑張ったって1日に数回は、コロナという言葉は目に入るし耳にする。
だけど、目にしたところで、それについて考えないことは出来る。
目的としてはあくまでも、「見ないこと」じゃなくて、「コロナについて、考えたり悩んだりしないこと」である。
それは、一朝一夕じゃ無理だ。
それが出来る人間なら、今すぐ目を瞑って「コロナの事を忘れよう」と思えば、忘れられる。
そんなの、僕にだって不可能だ。
それに、僕だってコロナの必要な情報は知るようにしている。
つまり、本当の本当に忘れる事なんて出来ない。
ただ、毎日続けていれば、少しは楽になるというだけだ。
つまり、「世の中の、コロナについて真剣に考えさせようとするもの」を遠ざけて、「悩む時間」を少しでも減らそうというだけだ。
だって、その方が人生を有意義に過ごせるはずじゃないですか。
東日本大震災の時は、どうやってもその事から逃れることは出来なかった。
また、コロナ関連ニュースで、どうしても知っておかなければいけないことなんて、本当に限られてる。
「県の感染者数が昨日から何人増えた・減った」で、一喜一憂する意味なんて、正直ないと思う。
だって、「感染者数がゼロになって完全撲滅しました」というアナウンスがあるまで、ずっと同じ気持ちで気を付けていた方がいいもの。
何ていうか、周りの人たちを眺めていると、毎日、苦しそうだなと思うんです。
その原因って、自分の行動で自分の首を絞めている部分もあるんじゃないかな。
まあ何が言いたいのかというと、もっと色んな選択肢を持っていいんじゃないか、という事です。