「お笑いの男女の差」と「フェミニズムの影響」について
お笑いには、基本的に国籍も性別も容姿も関係がない。
面白いことを言ったもの勝ちだ。
ただ、お笑いレベルの差というのはある。
個人差はあっても、関東より関西の人の方が平均レベルは高いだろう。
その中でも、1番大きいのが性差だろう。
まず僕が思うのは、能力差よりも環境差が大きいのだと思う。
男と女では、ことお笑いに関しては、環境が全然違う。
ある特定の男子の社会では、「面白いやつが1番偉い」みたいな風潮がある。
偉いというか、その場で笑いを取れるやつが自然にリスペクトされるというか。
たぶん本当に面白いやつが熟成されるのは、そういう場所なんだと思う。
そしてそういう場所に女が入ることは、通常あまりない。
なぜなら、女が入った時点で、「男は少なからずカッコつけるから」だ。
普段は男子と変わらないような扱いをされてるような女子でも、いるだけで意識してしまうのが男だ。
女子がいる場所だと、「モテたい」という気持ちが「笑われることは恥ずかしい」となる。
「カッコつけた笑い」が必ずしもつまらないとは限らないが、笑いとしての精度は落ちる。
「男子だけの部室」と「男女両方入り乱れた教室」を想像して欲しい。
その2つでは、言えることの範囲が全然違う。
男子だけのコミュニティの中でも、だいたい面白いやつは面白いやつ同士で群れるので、その中で切磋琢磨してお笑いが上手くなる。
半分、「お笑いの予選会」でもある。
そういうところで勝ち上がって自信をつけたやつがおそらくNSCに入ってくるので、男の平均レベルは上がる。
逆に僕は、女子だけの空間というのを知らない。
ただ、噂に聞く限り、面白い人が一目置かれる場所ではないことは予想できる。
それだけでも、お笑いにおいては女子は男子よりもハンデがある。
競争がない所で1人で伸びるのは、ものすごく難しい。
日本よりブラジルの方が、競争率が高いからサッカーが強くて当たり前みたいな話だ。
もし本当に「将来、お笑い芸人になりたい」と思ってる女の子がいるとしたら、今すぐ女子グループを飛び出して、面白い男子たちに入れてもらう方がいいだろう。
また、教育の面でも女子は男子よりも不利だ。
これはよくいう事だが、「おしとやかにしなさい」とか「女の子らしく」みたいなことだ。
まあ自分の娘が面白いことに興味を持って奇行に走ったら、誰でもそう言うよね。
息子でも言うかもしれないけど、男ならそこまできつくは言われない気もするし。
男よりも女の方が面白い人が少ないというのは、そういう事なんじゃないかなと思っている。